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87.臨時役員会 side.光世

Auteur: 桜立風
last update Date de publication: 2026-10-04 16:05:08

「本日はお集まりいただき、ありがとうございます」

臨時の役員会議が始まった。この日冒頭の挨拶をしたのは……

「役員の皆さまには何度かお目にかかっておりますが、改めて本日の進行を取締役より仰せつかりました。私、芹沢と申します。よろしくお願いいたします」

役員からどよめきが起きた……当然だ。

「他社の役員を務められている芹沢さんが、どうしてトオキ屋の臨時役員会に出席なさっているのでしょうか」

「黙りなさい、光世」

予想はしていたが、何の配慮も説明もなく一喝されてしまう。

「そういうわけにはいきませんよ、我が社の内々の会議に部外者を入れるわけにはいきません」

「今日の議題は、芹沢さんだ」

「……は?」

紅たちと話したことがよみがえる。……やはりこの人は、自分たちを裏切ってのし上がろうとしているのか。血のつながった伯父なだけに、さすがにそんなことはしないと思いたいが。

「芹沢さんをうちに迎えるとか言うんですか?……だとしたら、さっき言ったように……」

「光世さん、すみません……私はすでに、ミューゼルホールディングスの役職を離れておりまして」

……悪夢が現実になりそうな予感。

芹沢に変わり、社
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